本当にあるであろう怖い話2
バイトは明日が最終日で、今日は3.5時間の残業。
そのため日記に費やす時間が無いです。
昨日も無かったですね。
だって課題やってないんですもの。
は〜ぁ。
ここはお城からそう遠くない港町。
町の広場にはストリートパフォーマーが演技し、
他国の船もよく往来するそれなりに栄えている町です。
しかし、船の持ち主や貿易商は儲かり、船の乗組員は安く使われるという状況が続いていて、貧富の差が大きいことで有名です。
貧しい家庭では子供が生まれても育てていけず、
捨ててしまったりすることもあるそうです。
町にある教会では、貧しい家庭から子供を預かったり、
捨てられた孤児たちを育てるなどの慈善事業をしていました。
そして、預けられるのは貧しい家庭の子供だけではありません。
裕福な家庭の子供も、親が、躾や教育、精神修行のために教会に子供を預けていました。
ここにいる青年も裕福な家庭に生まれて、教会に預けられた一人です。幼少の頃から教会に住み込み、十分に僧侶としての教養を身につけていました。
青年が血色の悪い顔で教会から出てきました。
彼は町の広場までふらふらと歩き出しました。
広場の中央まで来た青年は立ち止まり、
しばらくしてからこう唱えました。
「バ ギ ク ロ ス…!」
強大なかまいたちが広場を襲い、ストリートパフォーマーやその見物人たちを切り刻んでいきます。あたりは地獄のありさまとなりました。
青年は17歳。
長年の間、修行で溜まっていたストレスが一気に爆発したのでした。
「何で俺が貧民どもと一緒に住まなくちゃいけないんだ」
このような犯罪が起きたとき、それを収拾するのは、町の自衛隊です。
城の兵隊はあてにできませんから。
この町の自衛長は武器屋の主人でした。
気付かれないように素早く青年の背後へまわり、斧の柄で後頭部に殴りかかりました。
「えいや!」
柄は青年にあたりましたが、青年の体が少し揺れただけです。
青年が振り返り、
「それで殴ったつもりか?オッサン。」
なんと、彼は教会を出る前にスカラを唱えていたのです。
ストレスによる発作的なものと思われたこの犯行は、
計画性を持ったものだったのです。
「死ぬか?おい」
武器屋の主人は、恐怖しました。
「おい、やめときな!」
広場の隅の方で声がしました。
ギターを肩にかけて帰ろうとしていたストリートミュージシャン。
彼は…
アメリカ的思春期犯罪がドラクエの世界であったら大変ですよね。
街中で銃をぶっ放すとか怖いですよね。
ドラクエなら呪文かぁ。もっと怖いです。
最後の方は前の話しに関連を持たせただけですから(笑)
早く課題やらなくちゃ。
というか明日の講義の予習しなきゃ。
というか授業の登録しなきゃ!