本当にあるであろう怖い話
本は借りられました。めでたしめでたし。
写真は我ながら馬鹿なことをしたというスナップ。
スルーでw
じゃあ世界に本当にあるであろう怖い話を。
この世界には警察というものがありません。
その役割を果たすのは城兵です。
しかし、王の命令を受けて盗賊団を退治するなどが主な仕事で、小さい事件はほとんど構ってくれない状態です。
また、町を一歩出れば魔物が出現して襲ってきます。
そんな情勢ですから、町村は犯罪者や魔物から自衛する必要がありました。
お城から遠く離れた森の中の、ある村。
村の奥の家には親子が住んでいます。
子「親父。ちょっと話があるんだが。」
父「おう、なんだ。改まって。」
子「俺、ミュージシャンになりたいんだ。」
父「…!なに!ミュージシャンだって!?」
子「ああ。」
父「だめだだめだ!何を言ってる!?俺達の役割を忘れたのか!俺の家系は代々、この村の自衛長を任されてきていてこの村を守る義務があるんだぞ。そのためにおめぇに毎日毎日、呪文の訓練をつけてやってたんじゃねぇか!」
子「もういやなんだよ!うんざりだ、親の敷いたレールの上を進むのは!」
父「なにぃ!」
子「認められないならこの家を出て行くよ。この村にも家にもなんの未練もねぇからな!」
父「おい!待てよ!」
子「じゃあな、もう戻ってこねぇよ!」
父「待て、ガキの癖に!一端に呪文も使えねぇってのに一人前ぶりやがって!」
子「なんだと、こらぁ!俺ぁガキ扱いされんのが一番嫌だったんだよ!!」
父「ふん、ガキはすぐ切れる。」
子「もう許さねぇ…!!」
父「やるか?」
子「ああ、やるよ!! メ ラ ミ!」
父「ヒ ャ ダ イ ン!」