続編

(前回の続き)

しまった!これは神父が作ったものだったのか!

か〜え〜せ〜…

え?あんだって??

かぁあえぇえせぇええやあああああ!!!

うわぁ余計怒った!!っていうか、この流れ!
明らかに彼、ラスボスでしょ!!
まだセーブしてないのに!
早く冒険の書に記録しないと!
い、いや、その前にこいつから早く逃げないと!!

…とまあ、こんなことを書いたり考えたりする暇があるなら、本当に
早く冒険の書を書いたほうが良さそう…

え!?だれ?

わしは 神じゃ…!

神様!?

うむ!わしが彼奴を食い止める!
いいからお主はさっさと冒険の書を書くのじゃ!

…わかったよ!神様!!俺、書くよ!書ける気がしてきたよ!
(と言っておかないと話が進まないしなぁ…)

ぬっ、ぬおおおお!
(心の声が聞こえたけどこの際無視しよう。話が進まないと困るし)

ええと、13日はコミケに行ったんだよな…。




冒険の書 記録 編〜
       - コミケに興味ない人はここでゲームオーバー。神様が瞬殺され勇者も死亡 -
       - 興味ある人も長いので要注意 -
       - 知識がないと理解出来ないことありそう -
       - 興味深いことはかなり後半だけだと思われ。結構ちょっとイイ話があったりなかったり。なかったりなかったり -


ん?既に前の人が何か書いてあるな。
何々、宿屋の姉ちゃんの着替えが見えた。ラッキー。
ってなんだこれは!!
あの神父の記録じゃないか!
というか神父の行動ひでぇな!



ええと、13日はコミケに行ったんだよな…。
朝は…4時8分に目覚ましをかけた。
ぱっと起きて、wordファイルにまとめておいた買うものリストを
朝ごはんの安い冷凍ピザを焼きつつプリントアウト。

枚数にして、A4用紙3枚。3枚になったのは初めてのことだった。
mixi等をチェックしながら朝食をとり、その後シャワーを浴びた。
時間ギリギリになって、爪を切る時間がなくなったけど一番早い電車に
乗ることはできたんだ。

りんかい線は物凄く空いていたな…。京急で始発に乗った3日目と言えば地獄のりんかい線が定番だったのだけど、ラッキー。


■列待ち
7時前に列に並んだのだよね。新しい列の一番目になったので自由度の高い場所で助かったなぁ。だけどトイレの近くで、たまに匂いがねぇ…。
思ったことは、DS Lite持ってくれば良かった。
スタッフの注意が、何度も同じことを繰り返していたときがあったけど、繰り返すたびに、転調をしてどんどん上がっていくのが面白かった。
待っている間に、プリントアウトしたリストで、金額のわかっているものだけを足してみた。

34200円

恐ろしい…。

1日目で断念した企業の5000円のものも買うので39200円。
さらに金額の判らないもの… うわー、本当に恐ろしい。



そう、それで最初の目的は西で音楽。
さて、ホールに入れたのは10時35分。35分!?
昨日は9時について10時25分に入れたのにorz
いつも思うけど、西はぐるぐる回らせすぎだな。


■戦略
改めてリストを見ると、「あ」が多い。
即ちこれらは壁だ。
今まで、良く買ってきたサークルが、今夏コミで悉く「あ」になっている。
なるべくしてなったと言えるのであるが…。
「あ」のものを買っている間に他のが売り切れては馬鹿馬鹿しいので
「あ」以外を買っていくことにする。


このとき、財布の中身は一日目に下ろした3万ほど。
このまま買っていけばお金がなくなってしまうことを悟った。
そこで、「あ」以外で、且つ、買うものリストのうち、優先度△以下をまず切り捨てる戦略を採る。
よし、上手いことお金も残って買えたぞ。
意外と優先度○以上が「あ」以外には少ないことと、金額の判らないものがそれほど高くなかったことなどがその要因だな。

その足ですぐに東へ向かった。
東にも少しだけ、委託などで同人音楽CDがあったからだ。
買えた。順調だ。
手提げにもたすきがけにも出来るカバンだが、
この時点で3.5キロぐらいの重量だった。


■ATM
すぐに、西と東の分かれ目のampmに向かう。
日曜日だから手数料がかかってしまうが…背に腹は帰られない。
(一発変換が「瀬に原はカエラれない」)

む、間違えた。最初の一桁、3を押すつもりが2を押してしまった。
後ろの人も、押すところをばっちり見ている。
…くっ、修正するのが恥ずかしいぜ。
さも最初から2万5千円を下ろす人を演じ、その場を乗り切る。
2万9千にする手もあったけど、後ろの人、パッと見、頭の回転が遅そうで、コミケ会場でお釣りを出さないように千円札を多めに下ろしたんだな、とか推理が出来そうになく、3を2と押し間違えたな、と思いそうな人だったから(それが正解であるのだがw)、きり良く2万5千。
金銭上 不安だ…。


■再度西へ
西ホールの「あ」を目指す。
入り口の自販機でポカリスウェットを買う。
ポカリ久しぶりに飲むとおいしい!

ないであろうと思っていた旧譜までかなりあった。
痛い出費だ。さっきの2万5千は失敗だったか…。
だが、まだ一応はある。優先度△以下のものも買おう。
そして、金額との兼ね合いで買うかどうか決めかねていたものも一応見ておこう…。

買い終えた。

だが、買ったかどうか覚えていないものなどがあったし、それにカバンがパンパンで今にも戦利品がこぼれそうだ。一度荷物を整理する必要がある。
そんなことができるのはあそこしかない。


■休憩所
唯一休憩できる場所と銘打ってあるのが委託所の前のスペースである。
委託スペースがあの場所になってからは、随分と使いやすくなった。
なぜここがベストなのかというと、地面が柔らかいからだ。
CDケースのようなものを置いても傷がつきにくいとの判断。

さあ、チェックを始めよう。
リストにチェックマークをつけていく…。
時間は12時を回ったころだった。


■三度西へ
買い逃しているものがいくつかあった。
また西ホールへ足を運んだ。
もう会場の出入りは自由になっている。人が先にも増してたくさん。
これは骨だ…。

さて、リストを全て満たしたのは13時前だった。

そういえば、買うものリストをコンプリートできたのは、これが初めてだ。
今までは、完売・金銭不足や、動機減少によって諦めることが多々あったのだが、今回、優先度×が金額が高いなどで優先度0になるなどして、リストを全て満たした。感動。
その分、買い物金額は史上最高となった。
それは、買うものリストが3枚にも及んだことから容易に予想がついていたが。

カバンは整理し、二つに分けた。
完全にオタクルック化した!
この際それはどうでも良い。

荷物の重量は5キロ以上になっていたと思う。


■全サークル回り開始
恒例の全サークル回りだ。
とはいえ、一番人の集まる3日目だ。
そして重い荷物。足りない残り時間。
全て回るのは不可能だろう。

とにかく東ホールへ移動だ。
途中の「広場」という字が「広島」に見えたりした。
そういう時は背番号1をつけた前田のユニフォームを着てる人がすぐそばを歩いていたりするのだ。

さて、東のAからサークル周りを開始するか…?


■断念
東の3日目は、マイミクwasa_bさんの言葉を借りれば
「見ると赤面するような雑誌がイパーイ」で、
「分かってて行ったとはいえ、気が付くと周囲に男性しか居な」い
ゾーン。

ほぼ興味のないゾーンである。且つ、人の多いところだ。
ここは、所々端折るのが良作と見た。全サークル回り、ここに断念。


■楽しみの一つ見逃す
Aから始まるスペース郡だが、Gの島から回り始める。
お?見逃したあたりには、東のレイヤーやネットアイドルの写真集ゾーンがあった模様。それ自体は興味ないのだが、その写真の内容には興味津々である。
かなり面白いことをネットアイドルの方々がやっているのだ。
それをチラッと見るのと、はーはー言いながら本人と会話できて嬉しがる、ファンを見るのが面白いのだ。
が、それを省略してしまった。

はて。去年、または冬はこんなところにこのゾーンあっただろうか。


■珍しい
気を取り直し進む。
ハルヒが多いなぁ。やはり。

すると、イベンター月瀬氏発見。
歩いてる!夏コミで歩いている月瀬氏を見たのは初めて。
初日に売り子しているのは横目で見てきたのだが。

その後数回すれ違う。


■学内ゾーン
学校関係のサークルがあるゾーンへ。
うむ?いつもは西だったと思うのだが…。

おお、ありましたね國學院漫画研究会。
しかも島の、角。別名 お誕生日席!
(うわ、凄いぞこの専門用語w)
うちの大学はちょっと売れる漫研

んなわきゃない。ガラガラ。
ちょっと手に冊子を取ってみる。
それだけで喜ばれた!w
買ってみる。
ちょう喜ばれた!!!
スペースを離れても まだ喜んでる!!!!

何で島角なんだろうと疑問を小一時間。

その隣の島には、國學院大學アニメ研究同好会。
おお、やったじゃない、うちの大学から2サークルも出るなんて!

…はいはい、ガラガラですよガラガラ。

大学系サークルは、多かったようだ。高校の先輩が行った大学のサークルで先輩いないかな、などとじっくり見てみたけれど見当たらず。


ちょっとだけ高校の部活も、少量 ある。
その 少量 には なんと、
三浦高校!!!

冊子の奥付を見ると、住所が神奈川県横須賀市衣笠…
とあったので間違いない。

お祖父さんの家から、祝!コミケ当選!の横断幕とか
かかってないか見えませんでした??(笑)

そのクオリティはというと、うちの大学、負けてる…。
というか國學院は酷すぎる〜。
お誕生日席は晒し者じゃないか、これ。


■増えたもの
そのままじっくりと色々なところを見たいが、そうもいかない。
何しろ時間がない。

特に面白そうなのはなかった。

アクセサリー系はじっくり見てみた。
5キロ以上の荷物を持った男が入るところではないけど、アクセサリー系創作物は、本当に情熱がこもっている気がして好きなのだ。

写真系は、猫が増えていた。
mixiP2Pの猫好きブームの表れ?

大きく増えたなと思ったのはレターセット関連。
一時期はまっていたこともあって、良く目についた。
そのデザイン力、羨ましい。


■四度西へ
そんなこんなで時間は14時40分だ。
早く西へ行かねば。

西の面々は、特に「な」以降なのだが、15時になると
もう半分近くのサークルは椅子をたたんで帰ってしまう。
急ぐ必要があった。

基本的には同人音楽が多い。
これらは来場してすぐに見たものが多いので飛ばし飛ばし見ていく。
西のレイヤーさんなどの写真は、特に面白そうなのはなかった。

やっとゲームゾーンに入った。この時点で15時を回っている。
シューティングとノベルゲーム、またはアドヴェンチャーが多いというのが今までの印象だったが、アクションや、RPGも結構あったように思われる。

突然声をかけられた。売り場からだ。
別に珍しくもないことだが、ふと見ると優輝さんじゃないか?
島角のすぐ隣のスペースだった。

とにかく東方ゾーンに入った。
そこでは、魔里沙さんを見かけた。
もちろんレイヤーなのだが、あれほど良い感じの人は見たことがない。


■終わりか
しかし、時刻は15時30分になろうとしている。
やはり、島をひらがなの50音順に進むにつれどんどんと空きが目立つ…。

文章がメインのサークルスペース郡なのだが、ほとんど帰りの準備だ。
最後まで粘ろうというのは腐女子向けサークルぐらい。

来るのが遅かったか、面白そうなのは見つからなかった。
料理のレシピとか、サボテンの飼い方とか、それぐらいなのがあったら良かったのにな。

一応は最後まで見た。
時間は15時40分だ。

行かねばなるまい。


■企業
企業ブースへやってきた。
もちろん目的は、一日目に買い逃したもの。
まだ一万円札が残っていたので安心。

ふう。この紙袋によって完全にヲタ化した感があるな。
そんなこんなで、帰ろう。


15時50分、帰途に着いた。




その頃。

神と神父は死闘を演じていた。

(続く)